mslimeの日記

IT業界を志望する大学4年生です.沢山のことを勉強していきたいと思います!

有向グラフ

グラフ理論における「有向グラフ」について

 

  • 有向グラフG=(Vg,Eg)は2つの要素Vg,Egからなる.
  1. 空でない頂点集合Vgがあり,要素は頂点またはノードと呼ばれる.
  2. 辺または弧の集合Eg(空でもよい)がある.

   要素は有向な辺または有向な弧であり,頂点の順序対に割り当てられる.

 

  • 入次数と出次数

   ・入次数…頂点vに入ってくる有向辺の数.d-(v)と表される.

   ・出次数…頂点vから出ていく有向辺の数.d+(v)と表される.

 

補題 グラフGにおいて,入次数の合計と出次数の合計は等しい.

 

以下に例を示す.

 

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それぞれの頂点における入次数,出次数は以下の通り.

(入次数)d-(v1)=2 d-(v2)=1 d-(v3)=3 d-(v4)=1 d-(v5)=1  (入次数の合計8)

(出次数)d+(v1)=1 d+(v2)=2 d+(v3)=2 d+(v4)=1 d+(v5)=2 (出次数の合計8)

補題に示した通り,(入次数の合計)=(出次数の合計)であることが分かる.